No374能力で示された各王子陣営の人員構成をみると、下位王子の監視の数に違和感があります。セイコとセヴァンチの間に、監視対象となる人物が誰かひとりがいると、説明が付きそうです。その辺を主に考察します。後その他に気になった所も考察したいと思います。
↓の絵は出航から37時間30分経過の状態です。つまり3日目AM1:30の時点のものです。バリゲンが殺されて、ミュハンが殺される前の時間帯です。
隠された王妃がいるんじゃないか説
王子たちの部屋の人員構成
王子達の部屋にいる人員構成について死亡など離脱した者も居るとして数を考えてみると、
各王子の私設兵+王妃所属兵+H協会員+従事者+上位王妃からの監視役-準協会員=15人
で整合性がとれています。
例えば第14王子の部屋では監視役7人(死亡)とH協会員2名(死亡と拘束)と従事者3名(2名退職1名死亡)残り3人(クラピカ・ビル・シマヌ)の合わせて15人です。
それに対して、死亡した人数を含めても、下位王妃の監視役の王妃所属兵の数に違和感があります。まずここまでで、死亡した人数をまとめます。
- 第14王子の部屋で全王妃一人ずつ
- ハンゾーに倒されたタフディーが所属する第5王妃
- カミーラがムッセを倒した時に、第1王妃所属兵を一人銃撃
下位王妃の王子の部屋に、一人ずつ監視役の王妃兵を派遣したと仮定し、これを初期人数とします。その人数と上の絵の人数と、死亡した人数を表にまとめてみました。
王妃 | 初期人数 | 絵の人数 | 死亡人数 |
1 | 12 | 9 | 2 |
2 | 8 | 8 | 1 |
3 | 7 | 7 | 1 |
4 | 6 | 6 | 1 |
5 | 5 | 4 | 2 |
6 | 3 | 3 | 1 |
7 | 1 | 0 | 1 |
絵の人数と死亡人数を足したものが初期人数にならないと、仮定が間違っていることになります。第7王妃を除く6王妃で整合性がとれていません。
- 第2~6王妃で一人多い
- 第1王妃は逆に一人少ない
以上のことが分かると思います。
派遣されていないだけで、補充がされているのでは?と考えると、第7王妃に補充されていないのはなぜか?と疑問が出てきますので除外します。
①については第6王妃と第7王妃の間に監視対象がいれば丸く収まりそうです。ただしその監視対象が、第7・8王妃に監視役を出せない人であることも、併せて満たす必要があります。監視対象となりそうな人物について考察します。
監視対象となり得る人物として、まず隠れた王子と王妃がいるのではないか?を検証したいと思います。なお②については、別途に下部で考察します。
王子と王妃の人数と定義について
王子の人数と定義について
王子が全員で14人だということは、ベンジャミンのセリフから示されています
結局出航セレモニーも全員参加・・・
14人によるバトルロイヤルか
HUNTER×HUNTERNo359出航より
王子は全員で14人なので、王子が隠れた監視対象であることはありません。
王子の定義も↓より、正妻から生まれた正室子=王子です。
カキン王は8人の”正妻”をかかえ14人の正室子がいる
表向き正妻には序列が無く
子の性別も通常の王位継承順位に影響しないため子供は全員「王子」と呼ばれ
生まれ順に第〇王子と呼ばれる
HUNTER×HUNTERNo349蠱毒より
- 王子の定義は、正妻から生まれた子供
- 正室子=王子の人数は全員で14人
王妃の人数と定義について
1014号室で5人殺されて、残った二人に尋問しているシーンです。これより王妃の数は8人。
では王妃の定義はどうでしょうか?王妃の定義が明確に記されているところは確認できませんでした。ただオイトが第8王妃であることから、一番上の絵に記載されている王妃より見出していくほかないのですが、現状はわかりません。
王妃の人数は8人
王妃の定義はわからない
モモゼ暗殺時のセヴァンチ王妃について
モモゼの部屋からマラヤームの部屋に人員を移動した時と、モモゼ暗殺時のセヴァンチの取り乱し方の違いには、かなり違和感があります。
王位継承戦で本当に王子が殺されるとは、思っていなかったように思われます。
それに対してセヴァンチ王妃より上位の王妃には、今の所そのような様子は見られません。セイコ王妃は、カチョウをフウゲツの盾として見ていたくらいです(No400秘匿)
殺された王子がいるんではないか?
なぜこのような違いが出てくるんでしょうか?
セイコ王妃以上の王妃は、王子が暗殺されることを知っている。つまり、カチョウ・フウゲツとモモゼの間に暗殺された王子がいたのではないでしょうか。セヴァンチが正妻になる前に暗殺されていたんじゃないでしょうか。それが認識の違いにつながったのだと考えられます。
それを踏まえて考えると、上のコマのフウゲツ王子とモモゼ王子の間の長さが気になりますね。モモゼ王子とワブル王子の間にはマラヤーム王子がいます。同じセヴァンチ王妃の子供だから省略されていると考えられますが、長さが短いです。普通、逆になると思いませんか?フウゲツ⇔モモゼが短く、モモゼ⇔ワブルが長く。
この長さが意味するものは、ここに暗殺された王子がいたのではないかと思います。
その母親に監視が付いているのだと考えられます。元王妃と言うことになりますね。元王妃なので、監視役の護衛を出せないのだと思います。
セイコ王妃とセヴァンチ王妃の間に、王子を暗殺された元王妃がいて、いまだに上位王妃の監視が付いている。
ウンマ王妃の監視役の王妃所属兵は速攻で抹殺された可能性あり
ウンマ王妃の監視役の王妃所属兵の人数が、少ないことについて考えます。
上で示した通りだと、ウンマは2人少ないことになります。単純におそらく、王位継承戦直後にカミーラとツベッパに消されているんだと思います。
第2王妃の王子たちに派遣されたウンマ王妃所属兵は、周りが派遣先のメンバーだけの中、一人でいることになります。ハンター協会員など中立な立場の者がいないので、あとから理由を付けて消すことは簡単です。
ルズールス陣営にはハンター協会員がいますし、ハルケンブルグ陣営では、オルズニーの生存が確認できます(No375説得)。残った二人について考えます。
好きな方を選んで頂戴
私って優しいでしょう?
HUNTER×HUNTERNo372消失より
って感じで、カミーラは念能力者のムッセを殺しています。同じように消したのだと思われます。
目障りだけど上位王妃の監視を強制的に排除するのは困難・・・!
まずはブッチを何とかしないと・・・
HUNTER×HUNTERNo366其々より
ツベッパはブッチを倒せていません。ただ、上のように独白しています。排除する意思はある様なので、消しているんじゃないかと思われます。
ルズールス王子の私設兵は弱小部隊?
あと気になった点を何個か上げていきます
ルズールス王子は私設兵を準協会員に送り込むのに失敗しました。なので5人の私設兵が余っているはずですが、ドゥアズル王妃所属兵6人が入っています。王妃所属兵>私設兵ってことなんでしょうね。王妃所属兵を入れた判断について、少し考察したいと思います。
- ルズールス王子の判断で入れた
- ドゥアズル王妃の判断で入れた
この2つが考えられます。①は特に問題はなく王妃所属兵>私設兵ってだけですが、②だと少し違ってきます。②だと第2王妃所属兵の最強部隊の可能性が高く、ドゥアズルの本丸がルズールス王子という可能性も高くなってきます。
第2王妃様の存在が大きい
王妃様は何事にも控え目な方で警護兵にも
サポート役に徹する様にと指示されている
HUNTER×HUNTERNo366其々より
スラッカの独白です。また
だが第7王子はその意見に否定的だ
第2王妃の処世術は「動かない」事
どの王子にも手を貸さないだろうとの見解だ
HUNTER×HUNTERNo389呪詛より
とバショウが言っています
引用は、①である可能性が高くなることを示しています。しかし②だった場合、周りを油断させといて密かに、ひょっとしたらルズールスも知らないうちに、最強部隊を派遣している可能性があると思います。ただ証拠がないので、単純に①なんじゃないかなとも思います。
その他
カミーラの私設兵の数について
カミーラの私設兵がNo389呪詛で示された限りだと、14人いるハズです。その内一人は周辺エリアを警備している準協会員なので除いて考えても、13人になります。一人多い訳ですが、これは従事者扱いで一人の私設兵を入れているためだと思います。
- 一番上の絵だと、私設兵12人+従事者7名=19名
- No389呪詛で、私設兵14人+従事者6名-周辺エリアを警備している私設兵1名=19人
これは従事者扱いにすると、一番上の絵の下段で示されているように、従事者の申請人数が多いほど、居住区内に持ち込める家具や日用品などの、荷物重量の上限が増えるからです。カミーラは物が多そうですからね。
そこへ行くとフウゲツ王子の従事者の数が一番多く、何を持ち込んでいるのか気になるところです。
まとめ
- セイコ王妃とセヴァンチ王妃の間に、王子を暗殺された元王妃がいて、いまだに上位王妃の監視が付いている。
- ウンマ王妃所属兵は、2名が王位継承戦直後にカミーラとツベッパに消されている。
以上でした。ここまで読んでくれて、ありがとうございました。