他の王子陣営にバレないようにステルスドルフィンを使うことで、1014号室陣営の一体感が増してきました。
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前回のおさらい
ハンターハンター366話「其々」のおさらいです。ネタバレあり。
- 1005号室、ツベッパがマオールを1014号室に送り出す。ブッチがうっとうしい様子
- 1003号室、1014号室にチョウライが護衛として2名派遣することになった
- 1001号室、ベンジャミンとバルサミルコが1014号室の状況を分析。
- 1014号室、クラピカたちが帰還。襲ってこなかったバビマイナと3人の上位王子たちの護衛がいる中で、ステルスドルフィンをどのように使うか思案
ステルスドルフィンにセットしてある”裏窓”を使わない限り・虫か小動物を見つけない限り、エンペラータイムが強制的に継続して、クラピカの寿命が減っていくという状況が続いています。
ハンターハンター367話「同期」の登場人物
ハンターハンター367話の登場人物を簡単にまとめます。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → 新しく1014号室に来た護衛達に念について教える。 |
オイト | 第8王妃 | ワブル王子の母親。正妻にこだわったあまり、ワブル王子を王位継承戦に参加させてしまって後悔。 → ステルスドルフィンにセットされている”裏窓”を発動するために小動物を探す |
ビル | 第14王子の護衛 | ビヨンドと共に暗黒大陸を探検することを目的とするハンター → オイト王妃が”裏窓”を使う際に攪乱のために、ビルが使ったように見せかける |
シマヌ | 第14王子の従者 | 1014号室で唯一残った従者。前回、機転で第3王子に電話をつなぐ → “裏窓”を操作中のオイトにワブルを頼まれる |
バビマイナ | 第1王子の私設兵 | ビンセントの代わりに新しく1014号室に送られた。念能力者 → 予想に反して1014号室では襲ってこない。サカタの動向をチェックする約束をスラッカとする。 |
マラヤーム | 第13王子 | いつもハムスターが入った駕籠を持って観察している → 1013号室でセヴァンチと遊ぶ |
セヴァンチ | 第7王妃 | モモゼにはつらく当たるが、マラヤームには甘い母親 → マラヤームの世話をしている |
マオール | 第5王子の私設兵隊長 | 少尉。電話で念との情報と引き換えに協定をワブル陣営に申し出る → 1014号室に来て念をクラピカに教えてもらう |
サカタ | 第3王子の私設兵 | 1014号室に出向して護衛任務に就く → マオールと一緒にクラピカに念を教えてもらう |
ハシトウ | 第3王子の私設兵 | 1014号室に出向して護衛任務に就く → マオールと一緒にクラピカに念を教えてもらう |
スラッカ | 第2王妃警護兵 | 情報収集のために1014号室に出向した。人によって態度を変える感じ →マオールと一緒にクラピカに念を教えてもらう |
一国の王妃に「G」探しをさせるクラピカ
ハンターハンター367話「同期」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- ゴキブリを見つけられた
- 念の実演という形でうまくゴキブリを捕まえられた
- オイトが”裏窓”をうまくゴキブリに当てられた
とりあえず出来事をザックリと。
- クラピカ・オイト・ビル・シマヌが1014号室で虫か小動物を探す
- マオールが来たので念能力について情報開示をする
- クラピカが主寝室に場所を移動して念を教える、ビルとシマヌは探索を継続
- オイトが主寝室でゴキブリを見つける
- オイトの機転でゴキブリの捕獲ができるようになる
- 念の実演と称して、ビルが使ったと見せかけて、オイトがステルスドルフィンで”裏窓”を使いゴキブリを操作する
- ゴキブリをそのまま排気口から逃がし、オイトが各部屋の探索をする
オイトがうまくゴキブリと同期することができました
これもステルスドルフィンの補助能力のおかげです
ハンターハンター367話「同期」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の2点です。
- 懸念だったステルスドルフィンにセットしてあった”裏窓”を使うことが出来た
- 他の王子にも伝えることを前提に、各部屋の希望者に念を教える約束をする
懸念だったステルスドルフィンにセットしてあった”裏窓”を使うことが出来た
No366其々で記載したまとめを再録しておきます
- エンペラータイムは1秒起動すると毎に1時間寿命が消費される
- ステルスドルフィンが起動中は強制的にエンペラータイムが起動される
- ステルスドルフィンはセットされている能力を使わないと、解除できない
- 現在オイト王妃に能力を移行中なので、オイト王妃が使う必要がある
- オイト王妃が能力を使うと、能力の性能がバレるだけでなく、無防備にもなるし、1003号室から新しく来た3人に攻撃とみなされて、協定が解除される可能性がある。
- だいいち、ターゲットとなる虫や小動物が見つからない
虫や小動物が見つかるまで、クラピカの寿命は消費され続けていました。それが今回上手くゴキブリが見つかって、”裏窓”を起動させることが出来ました。あとは“裏窓”を解除するだけで、エンペラータイムは終了できますが、各部屋の探索もしないといけないので、どのへんで切り上げるかが重要となってきます。
その他、気になった点も記載します
オイトの機転
何をボサッと見ているのです!
早く捕まえて!!汚らしい!!
ここで殺すのは絶対ダメよ!!
どこか他の場所で処分してちょうだい!!
HUNTER×HUNTERNo367同期より
ゴキブリを見つけて、他の部屋から派遣されてきた者たちが気づいたところで、オイトがしゃべったセリフです。いい王妃様っぷりです(笑)
しかも、この後クラピカがビルを呼んで、ビルが念を使ったかの様に攪乱することも、読んでいる可能性がありますね。ビルの後ろにさり気なく入りましたから。
オイト王妃がうまくゴキブリに”裏窓”を当てることが出来た
すばしっこい生き物は
オレでも捕まえ損ねる事が時々あるからな
HUNTER×HUNTERNo361辞退より
サイールドが自身の念能力”裏窓”について言っていたことです。
初めて念を使う、オイトが見事ゴキブリを捕まえています。こんな感じ
良く当てたなってレベルで小さいですね。
これもステルスドルフィンが自動的に”裏窓”を動かしてくれたおかげです。オイトは「発動」の命令をするだけでよかったですから。
つまりステルスドルフィンは仲間との共闘を意識されて作られた能力ってことが、よりハッキリわかりました。
この辺の話は361話で述べられていますので、興味があれば見てください。
念の実演という形で衆人環視の元、ゴキブリに”裏窓”を使う。
この後、ビルがゴキブリを操作しているかと見せかけて、念の実演をしています。
バビマイナを除いた念の存在を疑っていたはずの4人が、これで「念」を信じるようになりました。視覚情報は疑いを晴らすには最適です。
- “裏窓”を解除するだけで、エンペラータイムは終了できるようになった
- 各部屋の探索もしないといけないので、どのへんで切り上げるかが重要となってくる
他の王子にも伝えることを前提に、各部屋の希望者に念を教える約束をする
バビマイナも思っている通り、膠着状態を作るためですね。ここまでクラピカは一貫して膠着状態を作りに行っています。緊急アナウンスを全体に向けてした時から、チョウライ陣営やツベッパ陣営に対して交渉した時でもそうです。基本、積極的に念を教えて膠着状態を作りに行っています。
電話の入電があったのは、念に対して積極的に取り込もうとしている王子だけでした。つまり王位継承戦を積極的に惜しみなく戦い抜く意志が強い王子からでした。すでに念について対処ができている王子や積極的でない王子からは、結果的に入電がなかったんだと思います。
それが、今回別の王子たちにも念を教えることを約束することで、積極的でない王子陣営に対して、戦力補強による膠着状態の増加や1014号室とのつながりからくる友好度の増加が見込まれ、より1014号室の安全が増していきます。
結果的ありませんでしたが、ツェリードニヒからの入電がある可能性もありました。ツェリードニヒから緋の目を取り返すという自分の目的とワブル王子・オイト王妃の護衛という任務を、無理なく両方満たす行動や戦略をとっています。賢いですね。
今後クラピカの目標とワブル・オイトの護衛が矛盾するような状況が出てきたときに、クラピカがどっちを選ぶかが見ものになってきますね。
- 各王子陣営に念を教えている間は安全度が高い
- クラピカの目標とワブル・オイトの護衛が矛盾するような時、クラピカがどんな判断をするかが見もの
まとめ
ゴキブリを捕まえることが出来て、エンペラータイムの解除の目途が立ちました。各部屋の探索をしないといけませんが、いつでも解除ができるようになりました。どのへんで探索を切り上げるか、クラピカの判断が試されます。
また念を教える行為を通じて、念に対して対処できていない陣営とも友好関係を築けそうです。1014号室陣営が軸となって、それらの陣営同士でも友好関係を築かせることが出来れば、さらに膠着状態は増して、安全度が高まってくることが予想されます。
次回はオイト王妃がゴキブリを操作します
すごい展開です(笑)