ハンターハンター359話「出航」ネタバレ・感想・考察です。
前回のおさらい
ハンターハンター358話「前夜」のおさらいです。ネタバレあり。
- 王子14人全員参加の前夜祭が開催される
- 第一王子陣営では、B・Wの中での暗殺はできないという認識
- それに対してクラピカは、念能力者の存在を考えると可能性は無限に等しく、王子居住区周辺にいる準協会員がさらに危険度を高めると判断
- カキンの杜撰さで、下層階がすでに混乱している
- オイト王妃が不安にかられると、ワブル王子から黒い霧が一瞬出現した
前回は文字数が多く(特に後半)、しばらくは設定説明のため読みごたえがある回が続きそうです
ナスビ王の第一人称は「ワシ」
ハンターハンター359話「出航」の登場人物
ハンターハンター359話の主な登場人物を簡単にまとめます。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → 念について知っているか、同じ14王子の護衛に問うが、協会員もしらを切る。継承戦について知った上で募集に応じたのが自分一人だと気づく。 |
オイト | 第8王妃 | ワブル王子の母親。正妻にこだわったあまり、ワブル王子を王位継承戦に参加させてしまって後悔。 → 出航セレモニーから帰って来たら、いきなり護衛が計5人も殺されていてショックを受ける。 |
ウッディー | 第14王子の護衛 | 初登場と言うか、いきなり死体での登場となり残念。全身の血が抜かれていて穴があけられて、トイレで発見される |
カチョウ | 第10王子 | 金髪の女の子。ゴージャス。いつもフウゲツ王子と一緒にいる → 出航セレモニー退席の際に、フウゲツ王子に共闘を申し出る。 |
フウゲツ | 第11王子 | 黒髪の女の子。質素。いつもカチョウ王子と一緒にいる → 出航セレモニー退席の際にカチョウ王子に何か言いかけるが、強烈に遮られる。 |
センリツ | 第10王子の護衛 | 能力者。ノストラード組。クラピカの同僚。音からいろいろなことを読み取る力がある → カチョウ王子の出航セレモニー退席の際、自分を偽っていることに気づく。 |
ベンジャミン | 第1王子 | ライオンを素手で殺す、恐ろしい人。 → 出航セレモニーに王子が全員参加していてご立腹の様子。 |
ビヨンド | ネテロの息子 | 禁止されている暗黒大陸への渡航を企てる → 1層ビヨンド拘束室で拘束中 |
他にも十二支ん、サンビカ、国際渡航許可庁のエリートなどが乗船しています
ハンターハンター359話「出航」の内容
ネタバレです。
今回の話のポイントは2点です。
- 王位継承戦開始の「長声一発」が初めのコマで描写されている
- 開始早々5人の護衛が血を抜かれて殺害される
とりあえず出来事をザックリと。
- 「長声一発」の汽笛が鳴り、B・W1号出航!!!
- 8週間かけて新大陸(仮)へ向かう
- その内、3週間で給油地へ行き船体の最終チェック後、5週間かけて新大陸(仮)に向かう計画
- ハンターたちは新大陸(仮)よりモラウの船に乗り、門番の待つゲートに向かう計画
- ビヨンドは拘束室でカンザイ、サッチョウ、サイユウに監視されている
- 渡航許可庁のエリートが、目的地の迷宮都市の章を読むことを同僚に勧める
- そのほかの十二支んも船内の各所でお仕事中
- ウッディーをはじめとして5人の第14王子のの護衛が何者かに殺される
- 14人の王子は全員が出航セレモニーに参加
- ベンジャミンご立腹
- カチョウ・フウゲツが共闘の示し合せをする
ハンターハンター359話「出航」の解説考察(ネタバレ)
No340特命でカキンが暗黒大陸へ行くことを宣言して、ようやく出航です。長かった(笑)
しかも、王位継承戦が始まっているので、暗黒大陸に着くのはだいぶ先になりそうです。
今回の見所は以下の2点です。
- ワブル王子の護衛が、王位継承戦開始早々5人殺害される
- 出航したB・W1号に乗船している人たちの状況と様子
ワブル王子の護衛が、王位継承戦開始早々5人殺害される
継承戦の正式な開始は
B・Wが出航する際の
長声一発が鳴り終えた
瞬間です
HUNTER×HUNTERNo349蠱毒より
護衛のウッディーが王位継承戦30分もしないうちに殺害されて、その後ワブル王子とオイト王妃が出航セレモニーから帰るまでのわずかな時間で、追加で4人殺害されています。
全身の血を抜かれているので、犯人は念能力者です。
王位継承戦の正確なルールを知っていないとできない犯行です。
また一気に殺しすぎです、同じ部屋のメンバーがすぐに犯行が絞り込まれてしまいます。遠隔で殺っているのでしょうか?操作系でしょうか?
3人の協会員たちはお互いによく知っているようで、3人共犯と言う線も捨てられませんが、犯人ではなさそうです。また王位継承戦についても知らないようです。
出航したB・W1号に乗船している人たちの状況と様子
2層のシアター会場と3層の1等客室
2層のシアター会場と3層の1等客室で、カキン→給油地(領海域の境目)→新大陸(仮)→中継基地→ゲート の順序で向かうことが示されます。中継基地まではノブが、そこからはトキャリーヌが担当。トキャリーヌは同じ服装のメンバーが隣にいるので、普段は輸送業など営んでいるのでしょうか?
1層ビヨンド拘束室
1層ビヨンド拘束室ではカンザイ、サッチョウ、サイユウが監視中。裏切り者のサイユウがいるのは、サイユウとビヨンドをサッチョウとカンザイの二人で監視せよと言う、ミザイストムの思惑でしょう。ただ事情を知らされていない二人では、すでにほころびが見え始めています。
渡航許可庁のエリートが仲間3人との相部屋
どこかはわかりませんが、渡航許可庁のエリートが仲間3人との相部屋で、迷宮都市が目的地だと示しています。このエリートはビヨンドの成果を見届ける「生き証人」で絶対安全なんだそうです。
その他の十二支ん
チードルとレオリオが3層中央医療室、ミザイストムが4層カキン国王軍会議室、ボトバイが3層中央裁判所でそれぞれ仕事をしています。
出航セレモニー会場
ベンジャミン王子が王位継承戦に全王子が参加したことでご立腹。かなり傲慢さが出ています。前回の話では部下の兵士たちは船内では自重するみたいですが、王子はヤル気です。反乱とかありえるのでしょうか?
カチョウ王子がセレモニー退席の際、フウゲツ王子に共闘を示し合せていましたが、その際センリツが
このコ・・・
自分を偽ってる・・・!?
HUNTER×HUNTERNo349出航より
と見抜いています
何に対して偽っているのか?フウゲツに対する態度なのか?共闘のことなのか?、監視カメラが描かれているところで「・・・」と考えている描写があるので、周りに対して何か演じているのか?・・・分からないことが多そうです。今後の行動が気になります。
あとですねー
もう一人はプロファイルから
第6王子か第10王子かと
予想される
中略
両者とも
護衛はルックスで選ぶことが
知られていて 後略
HUNTER×HUNTERNo350王子
とあるんですが
実際の護衛はこんなルックスです。美的センスが人とは違うのか?ここも自分を偽っているのか?別の理由か?とにかくカチョウは面白すぎます。合わせて今後の行動を追っていきたいです。
まとめ
ワブル王子の護衛がいきなり5人も殺害されました。しかも王位継承戦開始されて、一回も護衛せずに殺されています。王族の護衛ですので、それなりの訓練を受けているはずなのに、念能力者相手だとこんなにも弱いのかとわかるエピソードでした。
それにしても不穏ですね、ベンジャミン陣営が犯人でしょうか?でも前回余程の条件がない限り船内では難しいとミーティングしてました。
事情通による犯行だけは暗殺時間から推察できますが、それ以外は今後の展開を見ていきたいです。
おそらく次回はクラピカによる同室者の尋問から始まると思います