王位継承戦に対するナスビ王の思惑がさく裂しました
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前回のおさらい
ハンターハンター361話「辞退」のおさらいです。ネタバレあり。
- クラピカが薬指のダウジングチェーンを使いザイールドを捕らえる
- 継承戦からの離脱に必要だったのは、殺されたカートンの方
- 新たに決めた能力、奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)でザイールドの能力を預り、絶の状態にしたところ、ザイールドが自由に動けるようになった
- 人差し指の絶対時間でイルカがでてくる
- ザイールドはデカイぬいぐるみと一回話した後、能力者に見えない小さいヤツに「ヒマか?」付きまとわれて、ヒマだぞって答えたら自由が奪われた
- ザイールドがカキン軍に拘束され連行された
- 部屋のメンバーが護衛2人従者2人ワブル親子の計6人になる
6人になったワブル陣営がどうしていくのか?モモゼ王子の念獣はまた襲ってくるのか?ハルケンブルグ王子の継承戦辞退はどうなるのか?という気になる展開でした。
またクラピカの新能力にまつわる回想シーンを含めた話が、興味深かったですね。クラピカの大切な人フォルダにワブルが入っていた。新能力が仲間との共闘を意識されているかも、ってところですね。
ハンターハンター362話「決意」の登場人物
ハンターハンター362話の主な登場人物を簡単にまとめます。ツェリードニヒと中位の王子たちの話です。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → 本当の戦いはすべての王子が出航セレモニーから戻った後か、と気を引き締める |
オイト | 第8王妃 | ワブル王子の母親。正妻にこだわったあまり、ワブル王子を王位継承戦に参加させてしまって後悔。 → 上から5番目までの王子は自ら身を引くタイプではないと言及 |
ビル | 第14王子の護衛 | ビヨンドと共に暗黒大陸を探検することを目的とするハンター → 寄生型の念の特徴をクラピカとオイトに説明 |
ツベッパ | 第5王子 | 6輪の車輪をもつカエルような念獣の宿主。実質上位5人の争いで上三人を粛清するために、ツェリードニヒに共闘を持ちかける |
ツェリードニヒ | 第4王子 | 緋の目を大量に持つスナッフマニア → 女性の顔を持つ馬のような念獣の宿主。ツベッパの共闘に表面上は同意する。テータに念獣や念について知っているか聞く |
ナスビ | 王 | 暗黒大陸への進出を宣言しB・W号で向かう → 念獣を見ながら守護霊獣とよび特徴を独白する。その中で一緒に行く20万人の国民を継承戦のための贄呼ばわりしている |
テータ | 第4王子の護衛 | 準協会員のテストに合格した5人のうちの一人 → 念能力者。ツェリードニヒに念や念獣のことを聞かれたときにどう返すかサルコフに相談する。今回決意をする人です。 |
サルコフ | 第4王子の護衛 | 準協会員のテストに合格した5人のうちの一人 → 念能力者。テータが不効率な方法でツェリードニヒに念を教えればいいと答える |
ルズールス | 第7王子 | ヘルベルのような虫のような念獣の宿主 → 守護霊獣や念能力について聞くも、習得に1年かかると聞いて意味がないと判断。とりあえずツベッパに付く方針 |
タイソン | 第6王子 | 1014号室に来ていた音符のような念獣の宿主 → イズナビに念獣が天使に似ているのか尋ねる。妖精寄りとの答えに満足する |
サレサレ | 第8王子 | 煙を吐く口がたくさんついた球体状の念獣の宿主 → 継承戦とかくそくらえーーーェェ!!(パーティ中) |
ハルケンブルグ | 第9王子 | 両肩に乗った一つ目の念獣の宿主 → 継承戦辞退を宣言し部屋に帰ってみると、護衛が全員倒れていた。 |
1014号室から離れて、中位の別の王子たちの話とテータの話がメインです
ツェリードニヒの念獣の造形はヤバイです。
ハンターハンター362話「決意」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- ナスビ王による守護霊獣(念獣)とB・W号内での王位継承戦についての説明
- 悪のポテンシャルが高いと警戒されているツェリードニヒの念能力習得について
- その他の中位王子の動向
とりあえず出来事をザックリと。
- 1014号室でクラピカ・オイト・ビルが寄生型の念獣と上位王子が引かないことについて話し合っている
- ツベッパとツェリードニヒが共闘の申し合わせ
- ナスビ王が守護霊獣(念獣)の特徴の説明とB・W号内の人間を使っての継承戦だと独白
- テータとサルコフが、ツェリードニヒに不効率なやり方で念を教えようと相談している
- ルズールスは念能力の習得を時間がかかると諦めた
- タイソンは自身の念獣の形が妖精寄りと知って喜んだ
- サレサレはパーティ中。継承戦とかくそくらえーーーェェ!!
- ハルケンブルグの部屋で護衛が全員倒れている
- ツェリードニヒのエグイ念獣の顔が開いて、中から男の子が出てくる
シーンがコマ切れですが、視点が1014号室から1004号室に代わってました
ハンターハンター362話「決意」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の3点です。
- ナスビ王による守護霊獣(念獣)とB・W号内での王位継承戦についての説明
- ツェリードニヒの悪のポテンシャルと護衛との関係
- 念獣に対する各王子の反応
ナスビ王による守護霊獣(念獣)とB・W号内での王位継承戦についての説明
ナスビ王が言っていた守護霊獣の特徴を引用します
HUNTER×HUNTERNo362決意より
- 霊獣同士は殺し合わない
- 霊獣の憑いた人間を直接攻撃しない
また以前ナスビ王が言っていた守護霊獣の特徴も記載します
子供達は壺の能力を借りて全く自覚する事無く
自らを守護する”霊獣”を育むのだホイ
HUNTER×HUNTERNo349蠱毒より
同じページの説明も記載しときます
守護霊獣
子孫繁栄を願うものが残した強い念によって産み出された念獣。
死者の縁の深い者に憑く。取り憑いた者のオーラを糧とし、その者の人となりに影響を受けた形態・能力に変貌するが、自身が創り出したものではないため、自分の意志で動かすことはできない。
HUNTER×HUNTERNo349蠱毒より
1014号室で話し合われていた、念獣同士による王子たちの殺し合いとは、ちょっと違ってきてます。守護霊獣はあくまでも王子の身を守るためのもので、攻撃に関しては王子たちの周りにいる者や、守護霊獣の力を借りない王子たち自身の攻撃によるものだけになりそうです。
あとは事故や災害など外部要因などだと思いますが、そうなると継承戦と言う感じではなくなりますね。
壺・守護霊獣を使った継承戦へのナスビ王の思惑
暗黒大陸進出の宣言や前夜祭で見せたコミカルな感じではなく、黒い顔で↑独白しています。こっちの方が本性かも?
さらに今回、継承戦についても語っていますので要約します。
- 王に必要なのは自制的な行動や間接的行程
- 小国の時代から、自国を器に見立てて王子たちに統一を争わせた
- 後方支援に長けた霊獣を深謀遠慮の才溢れる王に憑かせて、国を発展させてきた
- B・W号を器に乗る20万人を贄にして、今回の王位継承戦は行われる
今までやってきた王位継承戦によって国を発展させてきたので、今回も当たり前のようにそれをやろうとしてるんですね。つまり継承戦で強い王を作って、国を発展させたいと。
王位継承戦の中止も辞退も出来そうにないですね(笑)王位継承戦をやらないってことは、カキン・ホイコーローをやめるってことなので。
あるとすれば、ナスビ王も知らないような事態で中止や辞退をすることですが、難しそうです。ワブル王子は生き残れるのでしょうか?
とりあえずは、辞退を申し出たハルケンブルグ王子がどうなるかを注目です。
ツェリードニヒの悪のポテンシャルと護衛との関係
悪のポテンシャルというか、すでに示されているので要約します
- 人体収集家(多くの緋の目とパイロと思わしき頭部も含む)
- 拉致した女性に入れ墨をいれて皮を剥ぎ、額縁に入れて飾る
- 連れてきた女性の皮を剥いで殺し「ブタやサルの皮を剝ぐだけならただの解体じゃん」と言う
HUNTER×HUNTER全体でここまで出てきた人物の中でも、一番趣味がヤバイですね
マークという部下を使って女性を連れてきているので、テータとサルコフも知っているかもしれません。ポテンシャルということは、さらに悪くなる可能性があるということで、念能力を身に付けたらヒソカっぽくなるんでしょうかね(笑)
サルコフが話しているように、不効率なやり方で念の修行効率を下げるくらいしか出来なさそうです
ツェリードニヒ王子と護衛との関係
さて、テータとサルコフの話し合いでさらに気になった点があります。ツェリードニヒ王子の呼び方ですね。
- サルコフは「アイツ」(テータには「あ 失礼内緒な・・」と言っている)
- テータは「ツェリード様」
ツェリードニヒ王子に、かなり愛着を持ってる様子ですね。悪のポテンシャルを考えれば恐れるハズですがそうでないので、余計引き立ちます。
継承戦があることを知った後でも、念能力を習得しているのにもかかわらず、王子に教えていないと言うことは、別人になってしまって、ついていけない人になるのが怖いのかもしれません。
その後、ツェリードニヒ王子の守護霊獣を見て、決して念など会得してはいけない人間と思い直します。
「私がやるしかない」・・・そうなので、念を会得させないように、念を教えることになりそうです。難易度が高い。
あと気になった点として、今はわからないのでメモっときます
サルコフが「テータ見るな!」と言っていたのは、なぜなんでしょうか?
至近距離にある守護霊獣の顔や形態に、何か思い当たる節があるのでしょうか?
念獣に対する各王子の反応
第4~9王子の描写があり、第5王子ツベッパを除いて念獣・念能力に対するスタンスが示されましたのでまとめます。
- 第4王子、念獣と念にすごく興味あり。護衛の話だと習得を目指す可能性が高い
- 第6王子、念獣の形に興味あり。
- 第7王子、念能力の習得に時間がかかるので意味ないと諦め
- 第8王子、継承戦そのものに関心がない
- 第9王子、護衛が全員倒れていて、念の攻撃にあっている可能性あり(体験中?)
第6~8王子は念の習得に関心を示さず、余裕が見られます。1014号室とは大違いです。
第9王子、王子の念獣か継承戦を辞退すると伝えた王からの報復か、原因はわかりません。今後の展開を期待です。
問題の第4王子は習得しそうですね。クラピカのラスボスが強くなります。習得できれば念獣+念能力です。対決が楽しみですね。
サレサレは脱ぐのが早い(笑)
まとめ
今まで語られなかった、中位の王子たちの話が出てきました。ツベッパが言っているように第6~8王子たちは、念に対しての反応を見る限り離脱の可能性が高そうです。ナスビ王の独白より王位継承戦の中断や辞退は出来なさそうです。
個人的にはツェリードニヒ王子の護衛が気になります。次回以降期待ですね。
今回は中位王子のことが分かりました。
上位王子に関しては次回以降の楽しみです