モモゼ王子の暗殺が、カチョウとフウゲツにも影響しています
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前回のおさらい
ハンターハンター373話「継承」のおさらいです。ネタバレあり。
- カミーラがムッセを倒す
- カミーラは念能力者で百万回生きた猫(ネコノナマエ)の能力を持つ
- カミーラがムッセが襲ってきたと言う名目で、ベンジャミンを倒しに行く
- カミーラが拘束される
- ベンジャミンの念能力は星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)で忠誠を誓った念能力者が死ぬとその能力を継承することが出来る
- 継承されたムッセの能力でカミーラを監視できる状態になった
- 1013号室の状況を味方に伝えるために、ハンゾーがクラピカの元に行く
- 1014号室にウェルゲーから電話が入るが、そのとき1013号室は誰もいない
カミーラがベンジャミンを討つために1001号室に行き、逆に囚われの身になりました。カミーラの念能力・百万回生きた猫(ネコノナマエ)とベンジャミンの念能力・星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)が描かれた回でもありました。
ハンターハンター374話「能力」の登場人物
ハンターハンター374話の主な登場人物を簡単にまとめます。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → ウェルゲーとの電話の際に、メンバーが消えた1013号室のことを伝えるも信じてもらえず。 |
ウェルゲー | 第7王妃所属兵隊長 | モモゼの暗殺容疑者6名の現況を聞きに1014号室に電話を架けてくる。クラピカが1013号室の状況を説明しても信じない。ハンター協会員に不信があり頑なな様子 |
ハンゾー | 第12王子の護衛 | クラピカと同期のハンター。忍び。第12王子の護衛だったが、王妃の指示で1013号室に居る → クラピカがウェルゲーに1013号室の状況を伝えたが信じてもらえなかったことについて、「やはりか」と感想を述べる |
カチョウ | 第10王子 | 口が悪い女の子。双子のフウゲツと共闘を申し合わせる。食事を不味いと床に投げ捨てる → 誰も見ていないベットの天幕に隠れて泣いていた。でも周りの者にはそれを気取られないようにしている |
フウゲツ | 第11王子 | おとなしめの女の子。カチョウと双子 → ベットでスマホの画面のカチョウとの画像を見て泣いているときに、魔法の抜け道(マジックワーム)が現れ、カチョウの元へ行く |
センリツ | 第10王子の護衛 | クラピカの同僚。ミュージックハンター。音を聞き分ける能力がある → カチョウの鼓動が跳ね上がったことで、異変に気付きカチョウに問いかける。だがいつもの塩対応をされて、本当のことを伝えようと決める |
サレサレ | 第8王子 | 就寝中に母親に起こされ説教されるが、次の晩餐会、世界が変わると宣言 → 第1王子私設兵による暗殺計画が進むも、気づかず寝ている |
リハン | 第1王子の私設兵 | サレサレの暗殺計画を練る。だいぶ進行中 |
チョウライ | 第3王子 | 奢侈を尽くす王子(Byツベッパ)。念能力を知るためにワブルと協定中 →食事中に落ちたコインについて、周りに尋ねる。 |
今回の1014号室は、ウェルゲーがクラピカの話を信じないので、あまり話の進展はありませんでした。しかし3周りも信じていなかったのは見ものでした。
ハンターハンター374話「能力」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- 1013号室と連絡が取れても、部屋の状況を信じてもらえない
- フウゲツの念能力・魔法の抜け道(マジックワーム)が描かれた
- サレサレの暗殺計画が進む
とりあえず出来事をザックリと。
- ウェルゲーが質問があると1013号室に電話を架けてくる
- ウェルゲーとの電話で、先にクラピカが1013号室の状況を伝えようとする
- ウェルゲーの質問は、モモゼの暗殺容疑者6名の現況について
- クラピカが犯人がタフディーだったことを伝えても、ハンター協会員への不信によりウェルゲーは信じない
- ハンゾーとクラピカが1013号室について相談している
- サカタが1013号室の状況について聞いてくるも、バビマイナは干渉してこない
- 各部屋の人員構成が示される
- フウゲツの寝室に魔法の抜け道(マジックワーム)の扉が現れ、カチョウの元へ行く
- サレサレへの第1王子私設兵の念能力、異邦人(プレデター)を使った暗殺計画が進行する
- チョウライの守護霊獣の口からコインが出ている
念能力について新しく3つ描かれました
ハンターハンター374話「能力」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の3点です。
- フウゲツとカチョウが二人の写真を見てポロポロ涙を流していた
- 新しく分かった3つの念能力について
- 各部屋の人員構成について
フウゲツとカチョウが二人の写真を見てポロポロ涙を流していた
ようやくカチョウの本心が見れたような気がします。二人の写真を見ながら泣いているときに、フウゲツが突然現れた時の表情です。この後すぐに涙は消えています。それどころか、すぐにフウゲツに帰るように手ぶりしています。
そのことは、センリツがカチョウの鼓動にしか、気が付いていないことから分かります。フウゲツの鼓動も相当早まっていたはずです。
カチョウがフウゲツをすぐに帰らせた後には、鼓動の高まりは収まっています。カチョウに問いかける前にセンリツの表情から読み取れます。
カチョウは、恐ろしいレベルで自己制御しています。これまでの彼女の言動からみて、おそらく、カチョウが王位継承戦で勝つために、フウゲツなどを利用しているように見せかけたいのだと思います。フウゲツが大事だと知られてしまえば、弱点となって二人とも脱落してしまうのを恐れているのでしょう。
この後、センリツはカチョウの鼓動から彼女が背負っている「使命」を感じ取り、信頼を得るために本当の事・念能力を伝えることになります。
カチョウにとっても、フウゲツは大事な存在
フウゲツがスマホで、カチョウがアルバムの写真でしたね。
新しく分かった3つの念能力について
魔法の抜け道(マジックワーム)
スマホで二人の写真を見ながら、「カーちん」とフウゲツが泣いている時に扉が出てきました。彼女の守護霊獣は、強く思うことで行きたいところに行ける能力の様です。前に1014号室に現れたワーム状の念獣は、彼女の者だった可能性が高まりました。
外側はエグイですね(笑)
フウゲツとカチョウが子供の時に、一緒に遊んだ記憶から具現化しているみたいです。外側のエグさは、初代王かナスビ王か誰かの残留思念ですかね。フウゲツがイメージしたものと考えると、エグすぎます。
守護霊獣の形状や能力から、宿主がどんな人物か想像する時のデータが増えましたね。
異邦人(プレデター)
サレサレの所に派遣されているリハンです。一回もしゃべってないような気がしますが、念能力について描かれました。かなり偏った能力です。まとめます。
- 具現化系能力
- ターゲットと定めて念を発動すると、リハンの体内で異邦人(プレデター)が育つ
- ターゲットの能力を未知状態で正しく予想するほど強く育つ
- 強化系や放出系のシンプルな攻撃に対しては弱い
- 守護霊獣にも有効かは、サレサレで試す模様
こんな能力なので、リハンはこれまでサレサレの守護霊獣を分析してきたんですね。分析状況は本編にまとまって記載されていますので、割愛します。
本編を読んでもらうとわかりますが、すでに分析が相当進んでいます。サレサレへの忠誠心が0の者に、どれくらいで守護霊獣の分身が発生するか?が分かれば、即行動に出る模様です。あと24時間以内ってところですかね。
あと気になった所だけ確認します。
サレサレの守護霊獣は操作系・・・!拡散式・誘導型で強制力は弱いが多くの人間を操ることが出来る
HUNTER×HUNTERNo374能力より
以前も出ていたかもしれませんが、念能力の区分が系・式・型の順に区分されています。今後も出てくる、いや以前も出ていたような気もしますが、注意して見ていきたいです。
チョウライ王子の守護霊獣のコイン
おそらく場面は3日目火曜日の朝頃だと思われます、第1王子の私設兵が昨日も出現していたと述べていますので。王位継承戦は日曜日の正午より始まっていて、守護霊獣もその時出現していますので。
一日一回コインを落とす模様です。しかも非念能力者にも宿主のチョウライ王子にもコインは見える様です。
形は時計の様であり、車輪の様でもあります。最初出てきたときは、寝ていました。かわいいですね。
この絵では車輪の方が正しそうですね。車輪から炎のようなものが出ているので、火車ですかねー。火車だと「悪事を働いた者を地獄に連れていく」意味があるそうなので、コインを持った者がチョウライとの約束などを破ったときに、何か悪いことが起きるのかもしれません。
各部屋の人員構成について
見開き2ページを使って描かれましたね。ウンマ王妃、トウチョウレイ王妃、カットローノ王妃は初めて顔を描かれました。記載の量が多くなったので詳細は別のページにまとめましたのでそちらをご覧ください
まとめ
サカタがまた聞いてきました。今度は1013号室の「念による影響下」についてです。降りかかった難題をクリアしても、1014号室が情報戦で全く有利になりません。困ったものですね。そのおかげで、バビマイナが干渉をして来なくなったのが引き立ちました。経緯からすると王妃に気でもあるんでしょうかね?今後の見所ですね。
ウェルゲーの頑なぶりがすごい回でした。(まとめ)