前回に続いて、クラピカ達のバットエンドの詳細が示されました
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前回のおさらい
ハンターハンター364話「思惑」のおさらいです。ネタバレあり。
- ビンセントが従者を殺し、クラピカたちに協力するよう恫喝してくる
- ステルスドルフィンで”裏窓”をオイト王妃に移行
- 隙を見てビルがビンセントに襲い掛かり倒す
- クラピカもスチールチェーンでビンセントを”絶”にする
- 倒されたビンセントが護衛に来ただけとシラを切る
- オイト王妃が証言すると申し出る
- クラピカも能力で操作して証言させるハッタリを言う
- しらを切れないと悟ったビンセントが自決
- 第1王子側が静観するならこちらも動かないことを、あえて盗聴しているベンジャミン陣営に聞かせる
- ベンジャミンとバルサミルコが盗聴した内容を分析
- バビマイナがビンセントの後任として1014号室に送られることになった
- オイト王妃に移行した”裏窓”で探索を模索する
- 第1、3,5王子から同時に入電
- ほぼ同時にバビマイナが部屋のインターフォンを鳴らす
王位継承戦でこれから行われると思われる、バトルの雛形がビンセント戦で示されました。信用度が重要で、正当性を説明できない行動は、即国王軍に拘束されて、ジ・エンドでした。
ハンターハンター365話「選択」の登場人物
ハンターハンター365話の主な登場人物を簡単にまとめます。前回、3人の王子から同時に入電があり、玄関前にもバビマイナが来てました。てんやわんやです。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → シマヌの助言に礼を言う。オイト・ワブルと共に1003号室に向かう |
オイト | 第8王妃 | ワブル王子の母親。正妻にこだわったあまり、ワブル王子を王位継承戦に参加させてしまって後悔。 → ワブルを連れてクラピカと1003号室に行く。チョウライの念獣が視れる様子 |
ビル | 第14王子の護衛 | ビヨンドと共に暗黒大陸を探検することを目的とするハンター → ビンセントともに1014号室に残る |
シマヌ | 第14王子の従者 | 1014号室で唯一残った従者 → ベンジャミンと電話をつなげてほしいと言うクラピカを無視して、チョウライにつなげた。 |
バビマイナ | 第1王子の私設兵 | ビンセントの代わりに新しく1014号室に送られた。念能力者 → 1003号室には同行せず。1014号室に入る。 |
チョウライ | 第3王子 | 奢侈を尽くす(ツベッパ談)念獣について興味を持つ → 自ら1014号室に電話をかけてきて、念獣について知るために、クラピカ達一行を部屋に招き入れる。 |
マオール | 第5王子の私設兵隊長 | 少尉。ツベッパから緊急アナウンスをしてきた者について、調べるよう指示されている → 1014号室に電話を架けてきて、念獣の情報と引き換えに休戦協定を結ぶ用意があると伝える |
1003号室の様子が見れました
ハンターハンター365話「選択」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- チョウライ陣営とツベッパ陣営と話し合うことができそうです。
- 今まで主張してこなかった、従者のシマヌが動きました
- バビマイナは襲ってきませんでした(とりあえず)
とりあえず出来事をザックリと。
- クラピカが第1王子からの電話につなぐようシマヌに伝える
- 電話に出てみるとチョウライにつながる
- チョウライとの電話でワブルとオイトと同行して、彼の部屋に行く約束をする
- チョウライとの話中に第1王子の電話は切れてしまった。
- 第5王子の護衛と電話をして、念の情報を聞きに彼が来ることを許可する
- ベンジャミンでなくチョウライに電話をつないだか、クラピカがシマヌを問いただす
- シマヌが述べた理由が的確とクラピカが判断する
- 続けてバビマイナについて入室させるべきという判断に、クラピカが礼を言う
- 第3王子の所に同行するか聞くが、バビマイナが断る
- クラピカ・オイト・ワブルが第3王子の部屋に行って念について説明する
バビマイナが襲ってきませんでしたね
舞台はチョウライ王子の部屋に移動です。一寸先は闇、逆も然りですね
ハンターハンター365話「選択」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の3点です。
- シマヌの判断から分かるもの
- ビンセントの時との変化
- オイト王妃は念能力が使える
シマヌの判断から分かるもの
今までほとんど存在感がなく、名前も前回初めて出てきたシマヌがいきなりヤリました。
・・・私も
生き延びるために最善を尽くしたいと思いました
HUNTER×HUNTERNo365選択より
クラピカたちがビンセントと戦っていたのを見ているだけでした。彼女も思う所があったようです。
そこから彼女が言う、チョウライ王子に最初に電話をつなげた理由をまとめます。
- ベンジャミンは冷徹な人で、考え方を変えることはない。
- 下々のものと直接話すことはないので、電話口にいた人はおそらくバルサミルコ
- 交渉はビンセントの死で決裂している
- 用件は「死に様を選ばしてやる」と、だから除外した。
- チョウライは自分で電話をかけるほどには寛容
- 後回しにされたら電話を切るほどには高慢
- 出来たら殺し合いは避けたいが、いざとなればためらわない、優しさと残酷さを併せ持つ
- なので、機嫌を損ねなければ、王子の数が絞られるまでは安全
- ツベッパは上位王子に国政を握らせるのを阻止するために、継承戦に参加している
- 現国王と交渉して、下位王子の恩赦を勝ち取るだけの政治力がある。
- ほかの王子を優先にして待たせても、屈辱と考える人ではない
クラピカは的確な判断だと考えています。なので今差し迫った問題である、玄関先にいるバビマイナをどうするかを聞きます。
中に入れないという選択はございません
HUNTER×HUNTERNo365選択より
シマヌの判断は切れてますね。今さっきビンセントが襲って来たばかりなのに、同じ第1王子の私設兵を入れるということは、再度戦闘が行われる可能性が高いということです。クラピカもこんな表情になっています。
シマヌが言っている、その理由についてまとめます
- 国王正規軍に属しているものが、「護衛と監視」という国防法に則った目的で来ている
- 拒否すれば、国王軍によって王子・王妃ともども拘束される
- 拘束の際は第1王子の私設兵が付き添う
- 「心神耗弱した王妃が王子と無理心中を計った」シナリオを遂行するであろう
- 玄関先の私設兵が待たされても何もしてこないのは、待たされた方がこのシナリオを遂行しやすいから
理由を聞いた後、クラピカはシマヌに礼をいって、君の助言が必要だと思ったことは何でも言ってくれと態度を変えています。表情もこんな感じに変わっています
シマヌがいなければ、下手をすればビンセント戦があったことを理由に、バビマイナを部屋に入れないという判断した可能性があります。
そうなれば、最悪のシナリオでバットエンドです。国王軍という最強の存在への対処が悪いと即バットエンドになる。国王軍はキメラアント編のメルエムと似たような存在ですね。
- 第1王子の私設兵は正規国王軍
- 第1王子私設兵の国防法に則った行動に対して拒否した場合、国防法によって王妃・王子であろうと拘束される
- 拘束されれば、「心神耗弱した王妃が王子と無理心中を計った」シナリオを遂行される
- つまり、第1王子私設兵の行動や要求に対して拒否した場合、即バットエンドにつながる可能性がある
ビンセントの時との変化
ビンセント戦の時に操作系の能力を匂わせたことで、バビマイナが襲ってきませんでした。
ベンジャミン陣営側で変化があったわけですが、ワブル陣営側でも変化がありました。
玄関の扉を開いて、クラピカ・オイト・ワブルが1003号室に向かうシーンで、バビマイナと初めて面を向かわせるときの顔の表情がこれです。オイトはともかくクラピカとビルは覚悟の意思が表情から見て取れます。
ビンセントの時は気づいていませんでした。てか見ていない。
シマヌの助言で何が起きているか・何が起きるのか認識度が高まり、覚悟ができているだと思います。
オイト王妃は念能力が使える
「ネン」とは念力つまり念じる事で発動する超能力の事です
この能力を得ると通常視えないものが視えたり不思議な力が出せたりします
この力が使える者は
ごく少数です
HUNTER×HUNTERNo365選択より
クラピカがチョウライに説明しているところですが、問題が発生しています。
話中でハッキリ記載されていませんが絵からみるに、オイト王妃はチョウライの念獣を見ることが出来ています。
オイト王妃が念能力を使えるってことになり、クラピカもそれを知っている様子です。でも以前(No360寄生)は見えてませんでした。なぜ見えているのでしょう?
ステルスドルフィンが付いているからなのか。今後の展開に期待です。
まとめ
シマヌの助言で第1王子私設兵に安易に逆らうことが、即バットエンドにつながる可能性があることが示されました。でも認識したことによって、1014号室のメンバーがやるべきことへの理解度が高まったように見えます。
チョウライとツベッパと友好な関係を持てる可能性が出てきました。今まで危険が増すだけでしたが、協定が結べれば安全性が高まり何とか実現したいところです。
オイト王妃が念能力を使えるのかも気になるところです