チョウライ王子の元から、派遣されてきたサカタが厄介です
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前回のおさらい
ハンターハンター371話「任務」のおさらいです。ネタバレあり。
- ロベリーが拘束される
- バリゲン殺害共犯と第14王子殺害計画容疑は却下されたが、1010号室に捜査官が72時間派遣される
- 2日目AM9:45
- クラピカがバリゲンを襲った犯人かとシマヌを尋問
- 継承戦から誰か一人でも離脱することが出来れば、全員の念獣が消えるかもしれないとクラピカが考えるようになる
- 念の講習が再開される
- シマヌが部屋に残った理由が判明。
- オイトは5人兄弟の真ん中で兄姉妹弟がいる。
- 5層大食堂連絡通路でフィンクス達がプオール一家から状況を聞き指令をだす
- マチとクロロが船内に必ずいるヒソカを取り合う
- ナスビ王が、14基の棺の一つに安置されたモモゼを見ている
壺中卵の儀の制約と誓約が崩れれば念獣が消えるかもって話でした。あと、おそらく全員の幻影旅団とヒソカがB・W号に乗船中です。ナスビ王の寂しそうな顔も見れました。
ハンターハンター372話「消失」の登場人物
ハンターハンター372話の主な登場人物を簡単にまとめます。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → 念の講習の講師を務める。ユヒライの質問に答える |
ヒュリコフ | 第1王子の私設兵 | 念能力者。念の講習に王子の指令で偵察目的で参加 → 唯一人残った隠れ念能力者を暗殺犯と決めて泳がす。 |
サカタ | 第3王子の私設兵 | 1014号室に出向して護衛任務に就く → 念の講習中の護衛の対価として、優先的に念の情報を提供するよう、クラピカに要求する |
ハンゾー | 第12王子の護衛 | クラピカと同期のハンター。第12王子の護衛だったが、王妃の指示で1013号室に居る → 王子の念獣についてビスケと話している |
ビスケ | 第12王子の護衛 | キルアの推薦でクラピカに依頼されたハンター → ハンゾーと王子の念獣について話している。ハンゾーがモモゼ暗殺犯に復讐に行く間、起こされないように見張る |
タフディー | 第5王妃警護兵 | モモゼの暗殺容疑で拘束される → ハンゾーに試され暗殺したことがバレ、復讐を受ける。 |
ユヒライ | 第9王子の護衛 | 念の講習の為に1014号室に行く → 左手についた羽根のマークや第9王子の念獣について、クラピカに質問する。 |
登場人物はこれよりさらに多かったのですが、重要そうでなかったので省略しています。サレサレさんは当分省略かもしれません。
ハンターハンター372話「消失」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- 正体が分からない隠れ念能力者は、あと一人で手練れ
- モモゼ暗殺犯がタフディーだと分かった
- 1013号室のメンバーが念獣を残していなくなった
とりあえず出来事をザックリと。
- シェジュールとユヒライが大量のオーラをまとっていることをクラピカが指摘する
- そのことで、ユヒライがクラピカに質問する
- ヒュリコフが見抜いた最後の隠れ念能力者は、上手くカモフラージュしていて、手練れとの判断
- 1010号室でセイコ王妃が監視される
- 1013号室で王子の念獣が巨大化
- ハンゾーが分身の術(ハンゾースキル4)でモモゼを殺したタフディーを暗殺。
- 1008号室でサレサレ王子暗殺の計画が進む
- 1006号室でタイソン経典について、イズナビたちが話している
- サカタの同席のもと、クラピカがユヒライと第9王子の念獣について話す
- ハンゾーが部屋に戻ってみると、王子の念獣以外メンバーがいなくなっていた
- カミーラが第1王子の私設兵に、ベンジャミンを殺すかここで殺されるか選択を迫る
- 今回は主に下位の王妃の王子たちの話が視れました
- 分身の術(ハンゾースキル4)、幽体離脱(ザタッチ)って同じような能力で、名前がアレなのも同じです(笑)
ハンターハンター372話「消失」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の4点です。
- 最後の隠れ念能力者=11人いる!(サイレントマジョリティー)か?
- クラピカが失神する前にビルが言っていた問題
- ユヒライの質問
- 1013号室のメンバーが消えた
最後の隠れ念能力者=11人いる!(サイレントマジョリティー)か?
ヒュリコフが見つけた隠れ念能力者は、シェジュールとユヒライとロベリーだったわけですね。それで残った一人が放つオーラが自然で手練れなので、暗殺犯だと判断しています。ロベリーは操作されていたという認識なんだと思います。
誰は犯人なのでしょうか?
その日のPM12:30に1回目の念の講習が終了しています。追加で殺されたものが出てこなかったので、分からずじまいです。ヒュリコフはそのまま泳がせたままにするのでしょうか?
サイマジョは偵察向けの能力なので、ヒュリコフが見抜いていることに、気づいているのかもしれません。
どちらにしろ、次回以降になりそうです。引っ張りますねー
クラピカが失神する前にビルが言っていた問題
ビルから2つの問題を聞いているうちに、痛みがうるさくなり、ついに倒れたシーンの所ですね。一つは複数人数派遣の件で上限2名と決めましたが、もうひとつがチョウライ王子に、優先して有利な情報を与える事だったみたいです。
派遣前のチョウライ王子の想定よりも、念の講習の時にたくさんの人が来ます。そうすると護衛任務の負担が増えるため、引き換え条件というわけですね。ただ必ずしも、約束していたわけではなさそうです。
と、同席ができるか危ぶんでいます。サカタ達が1014号室で行った護衛が、有効であるなら対価として情報が得られるが、有効でないと評価されれば、その分対価の情報は得られないと考えているんだと思います。
思えば、バリゲンが呪唇白蛇(ツチボッコ)に襲われているときに、離れたところにいたのにいつの間にか近づいていて、銃で撃ったのは彼です。またクレアパトロに電話でセイコ王妃を提訴したのも彼です。単に敵の勢力を排除していってるという見方も出来ますけどね。
今回、サカタは意地悪そうな感じですが、任務には忠実でわりと公平な感じはします。
ユヒライの質問
念の講習が終わった後に、ユヒライがしてきた話の内容をまとめます
- 第9王子を含めて私設兵全員の左手甲に、上の絵にあるマークがついている
- こすっても洗っても落ちない
- 私設兵全員が倒れているのを見た直後、王子も倒れた
- 王子が目覚めた時に左手にこのマークがついていた
- 私設兵は倒れた記憶や、王子が就寝時間外に寝ていたことを、不自然と思わなかった
ハルケンブルグが王位継承戦の辞退を申し出て、部屋に帰ってきたときの状況の説明ですね。これに対するクラピカの解答をまとめます
- 要請型の操作系能力者による攻撃の後の、記憶補正の可能性が高い
- マークについては、念というよりは、シンボルや記号の効果がある
ユヒライは上の絵のマークには、決意表明と団結が最も近いと判断しています。それは王子自身を含め同じ志を持つ者の証だといっています。
クラピカがさらに説明をしているので、まとめます。
- マークが示す志は、兄弟間で殺し合う王位継承戦と矛盾している。
- ユヒライは半覚醒状態で、自分で念を操作できない
- 王子にも同じマークがあるのは、かなり危険な兆候
- マークに差異がないのは「志」に対して、王子と支持者に差異がないということ
- 念獣の能力や制約などに対しても、支持者と同じようにリスクを負う
- リスクを王子が受けないように、ユヒライ達が王子の念獣の能力の全容を解明することが重要
さらにクラピカが全容を解明するために協力の姿勢を示したのですが、ユヒライはサカタに筒抜けになることを恐れています。
真ん中のサカタがいなければ、第9王子と第14王子で理想的な協定が結べそうです。サカタは下位王子間の協定よりも、情報収集を優先させたいので、暗殺者の特定と捕獲という具体的な優先項目を提示しています。情報収集が完了するより先に、下位王子間の協定が進んでしまうと厄介だからですね。
最後にひとつ、サカタが「そして最も重要な継承戦を左右する念の根幹情報とやら・・・」ってありますが、これってクラピカがチョウライと会見していた時に、話した内容だったと思います。
念に関してこんな決定的な情報ってありましたっけ?念に対する知識だとか、想定の深さとか説明しようとすれば、何とか言えそうです。ですが「念」に関しては絶対はないと言うものだと思うので、第3王子側に気づかれたら協定は破綻してしまうかもしれません。
1013号室のメンバーが消えた
ハンゾーが復讐を終えて1013号室に帰ってくると、部屋のメンバーがいませんでした。ハンゾーの本体もビスケも見つからなかったので、何かありました。
本体に少しでも影響があると即能力が解除されてしまうのに、見つからないってことは、何かあったとしか言えないです(笑)
王子の念獣だけがいるので、念獣の能力である可能性は高いです。念獣の威嚇姿も見れました。次回以降の話の展開が楽しみです。
まとめ
第13王子のマラヤームの念獣が威嚇する姿を見ることできました。まだ物語序盤のせいか、王子たちの念獣が動いている姿が見れなくて物足りないです。マラヤームの念獣はどんどん変化してきました。ほかの王子たちの念獣も変化するかもしれません。
サカタの存在はクラピカ側からみると、疎ましいですね。でもいないと警護が成り立たなくなります。
クラピカは講師、ビルはワブル・オイト親子の警護で、サイマジョなどの厄介者に対応する人がいません。そうなると講習に来ている人に、対応してもらわなくなります。全員上位王子部屋からの派遣なので指図が効きません。ハチャメチャなってジエンドって事にもなりかねません。
念の講習を材料に、なるべく多くの王子との協定を結びたいところですが、念の講習を完了できるかも問題となっています。
2週間で念の講習を終える約束なので、15日目・2回目の晩餐会の日が終了日になります。そこまで生き残れるか長い戦いが続きます。