今回は1014号室はお休みで、主にカミーラの視点の話です
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前回のおさらい
ハンターハンター372話「消失」のおさらいです。ネタバレあり。
- シェジュールとユヒライが大量のオーラをまとっていることをクラピカが指摘する
- そのことで、ユヒライがクラピカに質問する
- ヒュリコフが見抜いた最後の隠れ念能力者は、上手くカモフラージュしていて、手練れとの判断
- 1010号室でセイコ王妃が監視される
- 1013号室で王子の念獣が巨大化
- ハンゾーが分身の術(ハンゾースキル4)でモモゼを殺したタフディーを暗殺。
- 1008号室でサレサレ王子暗殺の計画が進む
- 1006号室でタイソン経典について、イズナビたちが話している
- サカタの同席のもと、クラピカがユヒライと第9王子の念獣について話す
- ハンゾーが部屋に戻ってみると、王子の念獣以外メンバーがいなくなっていた
- カミーラが第1王子の私設兵に、ベンジャミンを殺すかここで殺されるか選択を迫る
隠れ念能力者で正体不明な人物があと一人となりました。ヒュリコフいわく手練れだそうです。1014号室を護衛しているサカタの監視が厄介でした。
ハンターハンター373話「継承」の登場人物
ハンターハンター373話の主な登場人物を簡単にまとめます。
赤字で今回の話の内容を記載してます
クラピカ | 第14王子の護衛 | 王位継承戦のおそらく主人公。ツェリードニヒ王子が持つ緋の目を取り戻すため、ワブル王子の護衛を務める → メンバーが消えた1013号室のことで、ハンゾーの相談に乗る。 |
ヒュリコフ | 第1王子の私設兵 | 念能力者。念の講習に王子の指令で偵察目的で参加 → カミーラに額を撃たれる。拘束する際に腕を折り仕返しをする。 |
バルサミルコ | 第1王子私設兵隊長 | ベンジャミンこそ真の王とみなす、忠実で優秀な部下。念能力者。曹長 → カミーラに「トリ」が付いていることをヒュリコフに伝える |
ムッセ | 第1王子私設兵 | 念能力者。カミーラとドゥアズルの会話を裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)で盗聴 → カミーラを銃殺後、百万回生きた猫により殺される |
ハンゾー | 第12王子の護衛 | クラピカと同期のハンター。第12王子の護衛だったが、王妃の指示で1013号室に居る → 王子の念獣についてビスケと話している |
カミーラ | 第2王子 | 美しい美貌をもつ。わがままな様子 → 念能力者だったことが分かる。ベンジャミンを倒しに行くが、失敗に終わる。 |
ベンジャミン | 第1王子 | ライオンを素手で締め上げて殺せるほどの剛の者。念能力者 → 部屋に押し入ったカミーラを拘束した |
今回はベンジャミンとカミーラの話でした。ヒュリコフ活躍でしたね。1014号室にも出没するので、今後のキーマンになるかもしれません
ハンターハンター373話「継承」の要点
今回の話のポイントは3点です。ネタバレあり。
- カミーラとベンジャミンの対決はベンジャミンが優勢
- カミーラとベンジャミンの念能力が判明
- 電話がかかって来たときでも、1013号室は無人
とりあえず出来事をザックリと。
- カミーラがムッセを倒す
- カミーラは念能力者で百万回生きた猫(ネコノナマエ)の能力を持つ
- カミーラがムッセが襲ってきたと言う名目で、ベンジャミンを倒しに行く
- カミーラが拘束される
- ベンジャミンの念能力は星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)で忠誠を誓った念能力者が死ぬとその能力を継承することが出来る
- 継承されたムッセの能力でカミーラを監視できる状態になった
- 1013号室の状況を味方に伝えるために、ハンゾーがクラピカの元に行く
- 1014号室にウェルゲーから電話が入るが、そのとき1013号室は誰もいない
今回もカミーラとベンジャミンのやり取りは面白かったです
ハンターハンター373話「継承」の解説考察(ネタバレ)
今回の見所は以下の4点です。
- カミーラとベンジャミンの念能力
- 1001号室と1002号室の様子
- 1013号室の様子
カミーラの念能力、百万回生きた猫(ネコノナマエ)
いきなりエグイ能力が出てきましたね。カミーラは念能力者でした。ツェリードニヒに教えてあげたいですね(笑)しかも
死後の念!!故に強く!!
蘇生の能力!!故に無敵!!
HUNTER×HUNTERNo373継承より
です。
この能力をマスターするのがどれだけ大変か、一回死んでみないと分からないだけに、すごい覚悟です。カミーラはわがまま・みんなが私の思い通りになればいい言う印象でしたが、とてもそんな人が会得できる能力じゃないです。これまでのカミーラの人物像が一掃された能力ですね。
一点豪華主義的な能力でもありそうです。能力発動前に”絶”をしてます。制約かどうかはわかりませんが、これでは念をつかった通常の格闘が出来ません。No373内の話でベンジャミンに言われてますが、短気なんでしょうね。
守護霊獣もいらないとも言っているので、あらかじめ想定していた戦略が崩れると脆いのかもしれません。
ベンジャミンの念能力、星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)
カミーラと同じく、こっちもチート能力です。私設兵団に入っていたものが死んでいくほど、ベンジャミンの能力が増えていきます(笑)
ムッセの3種類の「トリ」の明らかになっていない能力が気になります。一つはマンマークでカミーラについているもの、一つはたぶん盗聴機能、あと一つは分からない所です。ビンセントのエアブロウは全く見れずに、死んでしまったので残念でした。だけどベンジャミンが見せてくれそうです。
エアブロウはクラピカも預かっているはずなので、その辺の絡みはどうなるんでしょう?気になりますね。
1001号室と1002号室の様子
各部屋の様子が垣間見えました。興味深かった部分を記載します。
まず、1002号室の私設兵が弱そうすぎます(笑)本当は強いのかもしれませんが、カミーラがムッセを倒した時に「来るな」と言っていたり、王妃に助け船を求めたり、そのドゥアズル王妃に
そのコの好きにさせてあげて
貴方達は残りなさい
HUNTER×HUNTERNo373継承より
と言われたり、本当に弱いんでしょうね。なんで乗船しているのかって言うレベルですね。「来るな」と言われてるので、下手をしたらカミーラに守ってもらっているくらいです。
でも王子を護衛する私設兵なわけで、何かあるんでしょうね。今後の展開を見たいです。
その後カミーラは1001号室の方へ行きます。途中の廊下で撃たれた黒服の人は、おそらく第1王妃の警護兵ですね。ツェリードニヒの部屋にも行っている可能性はありますが、とりあえずは、ベンジャミンの部屋の護衛をしているようですね。
ベンジャミンがすごい邪魔なところに座っています(笑)。普段は、ここには椅子がないのでしょう。なのでカミーラが来るので、椅子を持ってきて座ってるんだと思います。意外と見栄っ張りです、ベンジャミンは。
カミーラとベンジャミンのやり取り
またカミーラとベンジャミンの兄弟漫才がでました。面白かったので記載します。私の思い込みなのかもしれませんけど。
ベンジャミンが「気が短いにも程があるがな」と言っています。これってベンジャミン自身が、気が短い印象をまわりに持たれている事を、前提に話している気がします。つまり、「オレは気が短いって思われてるけど、それと比べても今回のカミーラは気が短いよな」って。
それに対して、カミーラは以前みたいに外しています。「は?」ってですね。その後ベンジャミンが「拘束しろ」と命令して、カミーラが銃で撃って、最後に挑発してきます。
って言います(笑)面白くないですか?
銃を撃ってくるように挑発しているのに、このセリフ・行動では何かあるなって考えるしかないです。しかも、銃を撃ってこない理由として、「意気地がない」ことを上げています。いや、そうじゃないだろ、お前が不自然すぎるからだろって思います(笑)仕掛けが雑ですよね。
短気なのも合わせると、カミーラの守護霊獣は放出系なのかもしれません。
1013号室の様子
- メンバーが消えた部屋の電話は使えない
- 1013号室には王子の念獣しかいない(ハンゾーの本体もいない)
- 1013号室から電話がかかって来ても、メンバーは戻っていない
これが今の所、分かっている1013号室の状況です。最後のコマでウェルゲーと王子・王妃が変わった所がなく確認できますので、ビスケ達・ほかのメンバーも無事ではあろうと思います。部屋だけ別の所に移動しているのかと思います。次回明らかになるともいます。
後、気になったのは、1012号室が封鎖されて、王でさえも入れないようになっています。うまく中には入れれば、隠れることが出来るのかもしれません。
まとめ
カミーラが単身玉砕しました。それ以上に驚いたのが、1002号室の私設兵の無能さです。オロオロするだけで、実質何もしていません。カミーラは今の所無敵ですが、能力がバレると拘束されかねません。事故死の場合は念は起動しなさそうです。劣勢だと思います。
対して、ベンジャミンは私設兵が倒されましたが、そのたびにベンジャミンが強くなっていくので、まだまだ盤石感があります。
ちなみに、ナスビ王のところで言っていたのは、念能力のことだったんですね。
能力を隠すために回りくどい言い方をしていますが、この時点で何回も死ぬ覚悟をしていたんですね。一人殺す度に自分も一回死ぬって、なかなか意味深な能力ですね。
カミーラはなかなかのハードボイルドですね。